2013年/シンガポール、日本 <世界初上映作品>
カラー110分
英語・広東語・日本語・韓国語(日本語字幕)
監督・脚本:リム・カーワイ
製作総指揮:加藤順彦
製作:井原正博
浦勝則
木下勝寿
共同脚本:伊丹あき
出演:シェリーン・ウォン
小橋賢児
ペク・ソルア
竹財輝之助
藤真美穂
新進気鋭のマレーシア人映像作家リム・カーワイが紡ぎだす、広くアジアを
舞台にしたラブストーリーが、ミナミの魅力を最大限に引き出している。
この街の根っこのひとつといえる韓国・ソウル、そして中国における大阪とも
いえる香港。両都市は、ミナミにとってかけがけのないパートナーでもある。
この3都市を舞台にした切なく美しい恋物語が、見る者にそれぞれの街への
憧憬を誘う。劇中にはミナミの「いま」が多く映し出されている。
(第8回大阪アジアン映画祭公式カタログより)
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大阪・ミナミは、華やかでアジア的で刺激的でちょっと悲しい街。
冬、ソウルと香港の切ない出会いと別れが、運命のいたずらによって
ミナミの物語となる・・・・。
(第8回大阪アジアン映画祭公式カタログより)
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第8回大阪アジアン映画祭の最終日、最後にチョイスした作品が、大阪ミナミを
舞台にした本作。
なかなか素敵な作品だった。
ミナミと言われる難波・心斎橋・アメ村近辺を舞台にしていて、この辺は
通勤や遊びでしょっちゅう来てるので、そこが映像として出てくるのは
何だか嬉しいもので、南海難波駅、高島屋、三角公園、御堂筋、戎橋、松屋、
特急ラピートといった普段普通に利用したり、行ったりしてる場所が出て
くると、あの場所をあの地点から撮ってるのかと思いながら観てた。
ストーリーは、香港のファッション雑誌編集者のセリーンが大阪ミナミの
ファッションの特集のためにミナミにやってくる。
セリーンの友人ナオミはカメラマンとして弟タツヤを紹介する。
一緒に取材しているうちに二人の距離は縮まっていく・・・。
一方、韓国人CAのソルアは、大阪で韓国雑貨の店を開いているシンスケと
不倫関係にある。クリスマスをシンノスケと過ごせなかったソルアは正月は
シンノスケと過ごすために大阪にやってくるが、その関係をシンスケの妻に
バレてしまう。
そんな二組が年末の大阪ミナミの街を舞台に繰り広げるラブストーリー。
ミナミのいろんな場所がロケ地として出てきたけど、監督が大阪大学電子工学科
卒だと知って納得。関西に住んでたなら、それなりにミナミには詳しいだろうし。
個人的にはジュンク堂のとなりの松屋で年越しそば喰ってるシーンには笑った。
そこ、自分もしょっちゅう行ってる店だし、まさか松屋でロケしてるとは。
本作は2013年10月ロードショーらしいとのことなんで、興味ある方は是非。
お薦め度:★★★☆☆(3/5)
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