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『ブルー・ブースタマーンティー』:第9回大阪アジアン映画祭

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2013年/フィリピン  <海外初上映作品>

カラー87分
タガログ語、日本語、英語(日本語字幕)

監督・脚本:ミコ・リヴェロ
製作   :ジェイミー・ダマンキャズ
脚本   :ジョエル・フェラー
出演   :ジョーム・バスコン
      ジュン・サベイトン
      ディンブレス・ロマーナ
      ジーズ・デオカレザ


フィリピン人の海外出稼ぎ問題を題材に、シリアスなタッチではなく、ユーモア
を交えながら出稼ぎ労働者と離れて暮らす家族の日常を描写。
その悲喜こもごもを温かく描いた“越境コメディ”だ。
監督のミコ・リヴェロは、80年代後半から90年代前半のフィリピンコメディや、
日本のスーパー戦隊シリーズの大ファンで、その影響がこの作品にも随所に表れ
ている。
戦隊ヒーローを演じる父とテレビ画面で再会する息子という設定はどこか切ない
が、離れているからこそ嘘をつき通したり、現実と対峙し、家族やヒーローの
存在に勇気づけられて生きる姿には、人間の普遍的な弱さや強さが表れている。
リヴェロ監督自身がヒーローと崇拝するコメディアン、ジョーイ・デ・レオンも
カメオ出演するなど、作品を貫く“ヒーロー愛”にも要注目だ。
                      (第9回大阪アジアン映画祭公式カタログより)
    * * * * * * * *

ブースタマーンティー家の父ジョージは妻子に仕送りをするため、日本の山梨県
に出稼ぎに来たフィリピン人技師。
しかし、技師職に就くことができず、家族に本当のことが言えないまま、
ジョージは友人の紹介で戦隊ヒーローの中に入るスーツアクターの職を得る。
ジョージが演じる戦隊ドラマは、フィリピンでも放映され、幼い息子キコも戦隊
ヒーローに夢中になるのだが・・・。
                      (第9回大阪アジアン映画祭公式カタログより)
    * * * * * * * *

フィリピン映画だけど、日本が舞台で、日本の戦隊ヒーロー物が関わっている
ということでちょっと気になったので、『So Young』を観た後に続けて鑑賞。

初めてのファリピン映画だったけど、そこそこ面白かった。

低予算のせいなのかわかんないけど日本人キャストが下手だったり、セットが
チープだったり何だか学生の自主製作映画っぽい感じ。

コメディとしては爆笑できるシーンはなかったけど、会話がかみ合わないとか
ちょっとクスりとくるのがあったり、父親がいない寂しさなど海外出稼ぎ者の
抱える問題とかも描かれていたりしてそれなりに見応えある内容だった。


お薦め度:★★☆☆☆(2/5)

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