フランス
アクション/サスペンス/クライム
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「すべて彼女のために」「この愛のために撃て」のフレッド・カヴァイエ
監督が両作の主演俳優ヴァンサン・ランドンとジル・ルルーシュの共演で
贈るサスペンス・アクション。
最愛の息子が冷酷なマフィアの標的となってしまった元刑事が、息子を守る
ためにかつての相棒と手を組み、強大なマフィアに立ち向かっていく姿を
スリリングに描く。
(allcinemaさんより抜粋)
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南フランスのトゥーロン警察で長年コンビを組んできたシモンとフランク。
ところがある日、シモンが飲酒運転で人身事故を起こしてしまい、有罪判決を
受けて服役することに。
当然、警察もクビになり、フランクとの名コンビも解消される。
6年後、出所したシモンは警備会社に雇われるが、妻子とは別居したままで
荒んだ日々を送る。
そんなある日、最愛の息子テオが殺人現場を偶然目撃してしまったために、
マフィアから命を狙われる事態に。
そこでシモンは、かつての盟友フランクに協力を仰ぎ、決然とマフィアに
戦いを挑むのだった。
(allcinemaさんより抜粋)
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『すべて彼女のために』『この愛のために撃て』のフレッド・カヴァイエ監督
の最新作ってことで期待してたんだけど、どうせ東京でしか上映しないんだろう
なぁ、DVDでリリースされてから観るかと思ってたら、大阪ステーションシティ
シネマで上映しているのを知って、早速観に行くことに。
今回の邦題はイマイチ。
今回も、前2作同様見応えあって良かった。
テンポよく無駄のない演出であっという間の90分だった。
1作目、2作目は妻のために奔走する男を描いていたけど、今回は息子に迫る
危機を回避するために命を貼る父親の姿を描いたもので、ヴァンサン・ランドン
の哀愁漂う姿とかシブいおっさん好きとしては満足な一本だった。
『すべて彼女のために』はポール・ハギス監督でリメイクされたけど、今回は、
ドウェイン・ジョンソン主演でリメイクされるらしい。
でもドウェイン・ジョンソンだとアクションは見応えあるけど、あんまりシブく
なさそうだな。
しかし今回の邦題はイマイチだな。
フレンチノワールの邦題は『あるいは裏切りという名の犬』とか『やがて復讐
という名の雨』とか心に残るシブいタイトルが好きなんだけど、今回のは
ちょっとシンプルというか何というか、イマイチ自分には響いてこなかった。
お薦め度:★★★★☆(4/5)
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