イスラエル
サスペンス/ホラー/コメディ
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デビュー作「ザ・マッドネス 狂乱の森」で世界的に注目を集めたイスラエル
人監督コンビ、アハロン・ケシャレス&ナヴォット・パプシャドが贈る戦慄の
サスペンス・スリラー。
ひとつの少女誘拐事件を巡り、容疑者を拘束した刑事と被害者の父親が暴走して
いくさまを、予測不能のストーリー展開と過激なバイオレンス描写で描き出す。
(allcinemaさんより抜粋)
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連続少女殺害事件を捜査する刑事のミッキ。教師のドロールに目星を付けた
彼は、一向に自白しない容疑者にしびれを切らし、拷問まがいの取り調べを
行ってしまう。それが問題となり、彼は担当から外されてしまう。
おまけに、その様子がネットで公開されてしまい、警察はもはや捜査どころ
ではなくなってしまう。
それでもなお、単独でドロールを追い回し続けるミッキ。
ところが、そんな2人の前に殺された少女の父親ギディが現われ…。
(allcinemaさんより抜粋)
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最初、『進撃の巨人』を観に行こうとTジョイ京都に行ったんだが、この
作品のタイトルに惹かれて、急遽こっちを観ることに。
グロくて後味は悪いが、個人的には楽しめた。
始まって早々、警官達による容疑者への暴行が始まり、その後、容疑者を
釈放するものの、行方不明の少女が死体となって見つかるまでは、緊張感ある
展開で、シリアスなサスペンス物かと否が応にも期待値が上がる。
しかし、その後、逮捕する決定的証拠を掴めないから、拉致して自白させよう
という無茶な展開。
さらに、その刑事と容疑者ともども拉致しちゃう被害少女の父親が登場して
刑事を説得して一緒に容疑者を拷問しちゃうんだけど、途中で母親から電話が
入ったりとなんだかんだで用事が出来て、拷問が進まないというコメディ的
展開に何だか調子が狂う。
で、このままグダグダしてどういうオチをつけるのかと思ったら、終盤、
一気に加速して後味の悪いエンディングを迎えるんだが、最後のワンシーンで
あぁ、あの子はアレだったのかと、途中で描かれていたいろいろなのが一つに
なって判明する驚きがあって、個人的には楽しめた。
何の前情報もなく観たのでアメリカかフランスあたりの映画かと思っていた
んだけど、どうも街の感じやらがアメリカっぽくもフランスっぽくもなかった
ので、どこが舞台なんだろうと思っていたんだが、これってイスラエル映画
だったんだ。
イスラエル映画は初めてだったんだけど、結構面白かった。
お薦め度:★★★☆☆(3/5)
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