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龍三と七人の子分たち

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日本
コメディ/任侠・ヤクザ

    * * * * * * * *

数多くの個性的な作品を世に送り出してきた北野武監督が、ユニークかつ異色の
設定で放つコメディータッチのドラマ。
オレオレ詐欺の被害者となって憤慨する元ヤクザの組長が子分を引き連れ、孫の
ような若さの首謀者たちを成敗していく。
藤竜也、近藤正臣、中尾彬らベテランや実力派俳優たちが世直しに息巻く血気
盛んなヤクザを快演する。
高齢化社会や詐欺犯罪といった社会問題を巧みに盛り込んだストーリーに加え、
バスの暴走などハードなアクションも見もの。
                                                              (シネマトゥデイさんより抜粋)
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組長を引退したものの、ヤクザの性分が消えないために普通の老人として生きて
いけない龍三(藤竜也)。
そんな毎日にいら立ちを募らせる中、彼はオレオレ詐欺にだまされてしまう。
人々をだます若い連中を許すわけにいかないと、龍三はかつての子分たちを召集
して世直しをすることに。
年齢に関係なくまだまだいけるとオレオレ詐欺のグループを倒しに向かう彼ら
だが、行く先々でとんでもない騒動を引き起こしていく。
                                                              (シネマトゥデイさんより抜粋)
    * * * * * * * *

『王妃の館』とどっち観ようかなと考えた末、こっちの方が面白いだろうなと
思えたのでなんばパークスシネマで鑑賞。

七人もいらないよね。

北野監督作品としては、高齢化社会とかオレオレ詐欺とか悪質訪問販売とかの
社会問題を盛り込みつつ老若男女わかりやすく笑える内容で、観ていて面白
かった。

結集した面々で組を立ち上げることになって、誰が組長になるかを決める際、
殺しや傷害、懲役年数を点数化して一番高得点の人間が組長になるって所とか
中尾彬が扮するモキチが殺られて仇討ちに相手事務所に乗り込んでのやりとり
がブラックで笑った。

彬があんな目やこんな目にあうのは可笑しくて、ここのシーンが一番笑えた。

せっかくそれぞれの特技があるのに、それを生かせるシーンがほとんど無く、
組長の藤竜也、若頭の近藤正臣、美味しいとこ取りの中尾彬ばっかが目立って
て、他のメンバーの存在が霞んでた。
特に小野寺昭なんか居なくてもいいんじゃないかと思った。
7ってのは語呂がいいからなのかもしんないけど、7人も子分いらなかった
ような気がする。


お薦め度:★★★★☆(4/5)

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