ベルギー/イギリス/オランダ
サスペンス/ミステリー/クライム
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1983年に実際に起きた大富豪ハイネケン誘拐事件の顛末を映画化した実録犯罪
サスペンス。
ベストセラー・ノンフィクションを基に、未だ謎多き事件の真相に迫っていく。
出演はハイネケン役にアンソニー・ホプキンス、誘拐犯役で「アクロス・ザ・
ユニバース」のジム・スタージェス、「アバター」のサム・ワーシントンほか。
監督は「ミレニアム2」「ミレニアム3」のダニエル・アルフレッドソン。
となる。
(allcinemaさんより抜粋)
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1983年、オランダ・アムステルダム。
コル・ヴァン・ハウトは、幼なじみの仲間3人とともに経営していた会社が
倒産し窮地に陥る。
追い詰められた末にコルたちは大胆不敵な計画に全てを賭ける。
それは、世界的ビール会社“ハイネケン”の経営者フレディ・ハイネケンを
誘拐し、莫大な身代金を手に入れるというもの。
綿密な計画を練り上げ、いざ実行に移すコルたち。
そして予定通りハイネケンの誘拐に成功する。
全てが順調に進んでいるかに思われたが、次第に歯車が狂い出す。
さらに、老獪なハイネケンの食えない態度にも翻弄され、いつしか仲間同士で
疑心暗鬼に陥っていくコルたちだったが…。
(allcinemaさんより抜粋)
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公開初日に観に行きたかったんだけど、ちょうどその日は『ラブライブ』の
公開日で物販目的で大量のラブライバーが押し寄せてきて現場がカオスな状態
になりそうなのが予見できたので、公開初日の翌日になんばパークスシネマで
鑑賞。
テンポ良かったけど、なんか薄い。
95分という短さのためか、犯人側視点のみで、警察の捜査状況やハイネケンの
一族の情報など一切描かれないため、テンポよく進みダレることなく観られた。
犯人側視点だけだったので、彼らが警察に疑われるようになったきっかけも
不明で、サスペンスとしては何だか薄い。
それとさくさく進む分、犯人達一人一人の心理描写の描き方も薄い印象。
それにしても犯人達に一切感情移入できなかったな。
病気の身内の治療費の為とかそれなりの理由があるならまだしも、骨身を削って
働きたくないとかが理由だったり、脅迫文を素手で触ったり、コピー機に原文
残したり、ちょっと計画通りにいかなくなったら腰が引けたりと、もう最初の
現金強奪で得た金で満足してればいいのにって思ってしまった。
リーダー格のコルも誘拐中は身重の妻をほったらかしにしてたのに、いざ逃亡
すると声が聞きたいと、潜伏先の電話番号を妻の友人に伝言頼んじゃう馬鹿っ
ぷりにはあきれた。
ヴィレム以外は誘拐することへの覚悟が足りなかったんだろうな。
犯罪者になったら家族と連絡することすらままならないとか想像できずに
仲間とのノリで突っ走っちゃった感じで、所詮素人のやる事だったんだなぁ。
それに比べてハイネケンは誘拐された経験から警備会社作ったりと転んでも
タダでは起きないあたり、さすがだなぁ。
お薦め度:★★★☆☆(3/5)
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