日本
青春/アニメ
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オリジナルビデオアニメやテレビアニメで日常系癒しアニメとして話題に
なった作品の完結編にあたる、写真部に所属する少女たちの高校最後の1年間を
描く4部作の第3弾。
夢に向けて準備を進めながらも落ち着かない楓や、夢が多すぎて進路を決め
られない麻音など、秋になり将来に揺れ動く少女たちの姿を広島県竹原市の
風景と共に映し出す。
監督は、原案やシリーズ構成も手掛ける佐藤順一。
竹達彩奈、阿澄佳奈、井口裕香、儀武ゆう子らが声優を務める。
(シネマトゥデイさんより抜粋)
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高校3年の秋が訪れ、同級生の志望校が決定していく状況で、麻音は興味の
あることが多すぎて進路を決められずにいた。
家業の旅館のどか亭を継ぐことも夢の一つだったが、父親は麻音を旅館の
跡継ぎに考えていないことがわかる。
竹原の町並み保存地区が竹灯りでライトアップされる「憧憬の路」の日、
楓が愛用しているカメラで父の形見でもあるローライ35Sが故障してしまう。
写真館の店主は簡単に直せると言うが……。
(シネマトゥデイさんより抜粋)
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1部2部と面白く観られたので、今回の第3部も楽しみで早速なんばパークスへ
観に行くことに。
今回はグッと来た。
前回はのりえとかおるの進路に関するエピソードだったが、今回は麻音と楓の
進路に関するエピソードがメイン。
前半は、やりたいことがたくさんあって進路を決めきれずにいる麻音。
やりたいことの中に家業の旅館を継ぐことも夢の一つであったが、父親から
継がせないと言われ喧嘩してしまう。
父親ときちんと話しようと楓達と一緒に実家に戻った麻音は、改めて自分が
置かれている状況を見つめ直し、しっかりと自分の行くべき道を見つけると
いった内容で、シリアスな中にもしっかり笑わせる所があり良かった。
後半は、楓がメインのエピソードで早々と写真の勉強をしたいと広島の大学へ
進学する事を決めていたが、本当は東京に出て志保美さんの元で写真を勉強
したいっていう気持ちに気づいてしまうといった内容で、その楓の本当の
気持ちにいち早く気づいたのがのりえでも麻音でもなく、幼馴染のかおるって
のがいい。
本当の気持ちに気づいた楓が泣き崩れたところに関係者が集まってきて、
第4部へ続くという終わり方とエンドロールで竹原での思い出の写真が
一枚づつ出てくる演出にグッと来る。
次回で最後となる第4部のタイトルは「朝-あした-」で来年2月上映予定との
こと。楓がどんな決断を下すのか次回が楽しみ。
お薦め度:★★★☆☆(3/5)
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