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次は、心臓を狙う。

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フランス
サスペンス/ミステリー
DVD観賞

    * * * * * * * *

1978年から翌年にかけてフランス全土を騒がせた連続殺人事件、“アラン・
ラマール事件”。
これをモデルに、登場人物名を架空の名前に置き換えるなどしているが、
あえて犯人の心境に生々しく迫ったのが本作。
犯罪者を主人公にした大胆な視点が強い印象を残す。
出演は「マイ・ブラザー 哀しみの銃弾」などで監督業にも進出している
G・カネ、小栗康平監督の日仏合作「FOUJITA」に出演しているA・ジラルドら。
監督は「殺し屋」(2007年)のC・アンジェ。
                                                              (WOWWOWさんより抜粋)
    * * * * * * * *

1978年の冬、バイクに乗って夜の町を走っていた若い女性が1台の車にひき逃げ
される。
車のハンドルを握っていたのはパトロール警官のフランク。
彼は裕福な家庭に生まれたが強い暴力性を心の内に秘め、それを制御できずに
いた。
その後もフランクは非番の時間、罪のない市民を無差別に死に至らしめて
いくが、自分でも心のバランスが崩れそうになっていると理解しながらそれを
やめられない。フランクはさらに凶行を繰り返し……。
                                                              (WOWWOWさんより抜粋)
    * * * * * * * *

何とも意味あり気なタイトルに興味惹かれてDVDレンタルで鑑賞。

ギョーム・カネの無表情っぷりが凄い。

こういう意味あり気なタイトルがつくフランスノワール物は大抵当たりっていう
経験則から、これは面白だろうと期待して観たんだけど、今回は今ひとつだった
かな。

冒頭からフランクによる犯罪が描かれるので、犯人は誰だ!的な物ではなく、
いかにして犯人が犯罪を犯し、いかにして追い詰められ逮捕されていくのかという
過程を楽しむ内容なんだが、実際にあった事件を映像化しているせいなのか、
派手な銃撃戦もカーチェイスもなく淡々と進んでいくので、イマイチ物足りない。

派手さはないものの、フランクを演じるギョーム・カネの無表情っぷりが凄い。
仕事に熱心ながらも、その裏で若い女性だけを狙うフランクの持つ二面性を
ギョーム・カネがほとんど表情を変えることなく不気味に演じる様が印象的。


お薦め度:★★★☆☆(3/5)

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