中国
アクション/格闘技
DVD観賞
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ブルース・リーで一躍世界的に有名になった詠春拳。
映画「イップ・マン」「グランド・マスター」などで描かれたこの中国拳法の
技と美学を、とことんまで追及したのが本作。
ウォン・カーウァイ監督「グランド・マスター」の武術顧問&脚本家だからこそ
描けた、詠春拳のビハインド・ザ・ストーリー。
自ら武術家であり、またヒット作を連発する著名な武侠小説家でもあるシュ・
ハオフォン監督の、「ソード・アイデンティティー」「ソード・アーチャー」
に続く、目にもとまらぬメガスピード・アクションの集大成。
ワイヤーや編集でのごまかしなど一切なし。
全身を使った本物の格闘だからこその気迫と迫力。
そしてカンフーのみならず、次々と登場するありとあらゆる刀や槍など武器の
数々は、目の肥えたアクションファンをも唸らせること必至。
ベルリン映画祭で主演男優賞を受賞したリャオ・ファン(「薄氷の殺人」)が、
詠春拳の孤高のファイナル・マスターを演じる。
その弟子を演じるのは「ソード・アイデンティティー」「ソード・アーチャー」
に主演したソン・ヤン。
超高速の身体能力をよりブラッシュアップさせて本作に挑む。
(Amazonさんより抜粋)
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全国各地の拳法が集まり繁栄を見せていた20世紀初頭の天津。
十九家の流派がチョン長老の統治のもと、天津に道場を開き、昔ながらの掟を
守り奥義を伝えていた。
そこに突然現れたのが、詠春拳の奥義を究めたたった一人の生き残り、
チン・シー。
彼は死んだ師匠の志を継ぎ、詠春拳の名を再び世に広めようと、天津に道場を
開くためにやってきたのだ。
そんな彼にチョン長老は、十九ある道場のうち八つを破れば詠春拳の道場を
開くことを認めようと言う。
ただし、師匠自ら戦うのではなく、天津で見つけた弟子に戦わせろ、と。
その条件を呑んだチンは、街で荷押し人夫をしている青年ゲンの類まれなる
身体能力に目をつけ、彼を弟子にとるや、徹底的に詠春拳の奥義を叩き込む。
そして一年後、師匠の予想通り天才的武術家に成長したゲンは、次々と各派の
道場を破ってゆく。
そして道場破りが八家目に迫ったとき、自らの支配力を脅かされた武術界は、
当時台頭しだした軍部と結託し、詠春拳を葬り去ろうと画策する・・・。
(Amazonさんより抜粋)
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コレ、今年の大阪アジアン映画祭で上映された作品で、面白そうと思って
チケット獲ったものの、長期出張で行けなかったんだが、DVDリリース
されたのでレンタルして鑑賞。
あいかわらず話がようわからん。
シュ・ハオフォン監督の作品は、第7回大阪アジアン映画祭で上映された
監督デビュー作の『ソード・アイデンティティー』(この時のタイトルは
『刀のアイデンティティー』)で、この時はリアリティを追求したアクション
で、ド派手な立ち回りもなく、話もイマイチようわからん感じで眠たかった
印象で、今回もそんな感じだったら嫌だなぁと思いつつ鑑賞。
うん、やっぱりイマイチ話が分からないや。
大きな流れは理解できるんですが、なんでそんな展開になるの?って感じで
イマイチ登場人物の心の移り変わりというか機微というか、そういう所が
分かりづらい。
ただアクションは、『ソード・アイデンティティー』の頃よりかは遥かに
見応えある内容だった。
前回は、一瞬で勝負が決まる感じだったけど、こっちはまだ数手やり取り
した上で相手をやりこめてるので、観ていてスゲーってなる。
短刀を使って、相手の得物を封じるとともに、急所に斬りかかる流れるような
所作は素晴らしい。
お薦め度:★★★☆☆(3/5)
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