カナダ
ホラー/サスペンス
DVD観賞
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家族の秘密をこっそり見る中、兄が残虐な殺人鬼であることを知った11歳の
少年の運命を描くサスペンスホラー。
いじめを受ける孤独な少年と、生首を隠し持つ兄との切ない兄弟愛を織り
交ぜたストーリーは、無名のスタッフとキャストに加え、およそ8,000ドル
という低予算の製作費ながら絶賛され、世界各地の映画祭で話題をさらった。
出演は、ギャビン・ブラウン、イーサン・フィルベックら。
メガホンを取るのは、短編などを手掛けてきたスコット・シャーマー。
(シネマトゥデイさんより抜粋)
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学校でいじめられているマーティは、家族の秘密を見るのが何よりの楽しみ
だった。
母親はベッドの下に手紙、父親は車庫の奥にヌード雑誌、そして兄はクロー
ゼットに人間の生首を隠していた。
時々変わる生首をこっそり取り出して眺めるのを日課にしていたマーティは、
ある夜同級生の首を発見し……。
(シネマトゥデイさんより抜粋)
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予告映像の兄さんは生首を隠しているっていう弟のフレーズに興味を惹かれて
DVDレンタルすることに。
全体的にちょっと退屈だったかな。
出だしは面白そうって感じだったけど、イマイチテンポ悪いし、劇中で
チープなホラー映画を延々見せられるわで、ちょっと退屈だったかな。
マーティが家庭環境やいじめ、そして兄の影響から自分の中に眠る凶暴性に
目覚めて、同級生を始末していくのかと思ったら、全然そんなんじゃなかった
けど、最終的にマーティも兄みたいになっちゃいそうだな。
まぁ、あの両親じゃ兄弟ともに歪んでしまっても仕方ないかなぁ。
父親は黒人に対して差別的な発言をするし、母親も息子がいじめられても
学校休ませるだけで根本的な解決をしようとせずに仕事に戻っちゃうし、
子供が問題起こしても、裁判による賠償金を心配したりとかマーティが
何故そんな行動を起こしたかを理解しようともしないし、いずれああいう
目にあっても仕方ないかなぁって思える両親だったな。
いじめられてウジウジしてるよりかは、やり過ぎでも卑怯でも相手に反撃して
きっちり痛みを植えつけて、コイツにかかわったらヤベェと思わせる態度って
結構重要だなぁって思う。
寛容な態度をとるとか大人を頼るとか黒人の牧師は言ってたけど、そんなん
じゃ何にも解決しないわって個人的には思う。
全体的にちょっと退屈だったけど、ラストカットはなかなか狂気に満ちてて
イイ。あれで正気を保とうとするのは酷だと思う。
お薦め度:★★★☆☆(3/5)
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