アメリカ
ファンタジー/アドベンチャー/アニメ
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「コララインとボタンの魔女 3D」「パラノーマン ブライス・ホローの謎」
のライカ・エンタテインメントが、日本のサムライとその世界観をモチーフに
描き、アカデミー賞2部門ノミネートをはじめ数々の映画賞に輝いたストップ
モーション・アニメ。
両親を奪われた少年クボの過酷な冒険の旅路が、驚異のアニメ表現と圧倒的
映像美で綴られる。
声の出演は主人公クボ役にアート・パーキンソン、そのほかシャーリーズ・
セロン、レイフ・ファインズ、ルーニー・マーラ、ジョージ・タケイ、
マシュー・マコノヒーら豪華俳優陣が脇を固める。
監督はライカのCEOで大の日本マニアだというトラヴィス・ナイト。
本作が長編デビュー作となる。
(allcinemaさんより抜粋)
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幼い頃にサムライの父を殺され、母と2人で追手の目を逃れてひっそりと
暮らしている少年クボ。
三味線の音色で折り紙を自在に操る不思議な力で大道芸を披露し、病気がちな
母に代わってわずかなお金を稼ぐ日々。
そんなある日、ついに刺客に見つかってしまったクボ。
間一髪のところを母が身を挺して彼を逃す。
一人になってしまったクボだったが、そんな彼の前に厳しいけれど世話好きな
サルと陽気な弓の名手のクワガタが現われ仲間となる。
こうして自らの出自と一族を巡る秘密を探り、両親の仇を討つべく過酷な旅へ
と出たクボだったが…。
(allcinemaさんより抜粋)
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『機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER』をなんばパークス
シネマへ観に行ったついでに、予告映像が面白そうだった本作を鑑賞。
映像美が凄くて見応えあり。
「コララインとボタンの魔女」「パラノーマン ブライス・ホローの謎」が
面白かったので、本作も結構期待してて、期待通り面白かった。
のっけからクボの母親が嵐の海の中を進んでいくシーンから場面変わって
成長したクボが病気がちな母親の面倒を見つつ、折り紙を三味線の音色で
操る力で大道芸を披露するシーンで一気にストーリーに引き込まれた。
舞台はサムライが存在していた時代の日本で、アメリカ製作の映画では
とんでも日本が描かれがちだけど、コレは折り紙に三味線、鎧の造型、
村の建物や人々の衣装など、ファンタジー色が加味されているとは言え
しっかりと調査して作りこんでいて日本へのリスペクトが感じられる。
敵ボスとの対決も西洋のように力づくで倒して目出度し目出度しというのでは
なく、倒した上で赦すという何とも日本っぽい感じの結末もよかった。
サブタイトルの“二本の弦の秘密”のその秘密が明らかになった時、ちょっと
ウルッと来る。
個人的には字幕版を観たかった所なんだけど、なんばパークスシネマでは
吹替版しか上映していなくて、仕方なく吹替版で鑑賞したけど、日本を舞台に
した内容なので、むしろ吹替版の鑑賞で良かった。
お薦め度:★★★★★(5/5)
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