韓国
クライム/アクション
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『マグニフィセント・セブン』などのイ・ビョンホンが、ネットワークビジ
ネス詐欺によって得た大金を手に逃亡劇を繰り広げる犯人を演じるクライム
アクション。
緻密な計画と口のうまさを武器に市民から大金を奪って東南アジアへ高飛び
した韓国の投資会社の会長と、切れ者の刑事が攻防を展開する。
監督は『監視者たち』などのチョ・ウィソク。
『華麗なるリベンジ』などのカン・ドンウォンと『技術者たち』などの
キム・ウビンが共演している。
イ・ビョンホンの悪役振りは必見。
(allcinemaさんより抜粋)
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投資会社のチン会長(イ・ビョンホン)は、韓国で最大級のネットワーク
ビジネスで、客から多額の資金を集めることに成功。
その後会社は倒産し、チンは金を手に海外へ逃げてしまう。
知能犯罪捜査班の刑事キム(カン・ドンウォン)が捜査チームを編成し、チン
の部下だったパク(キム・ウビン)も加入。
チンの死亡が報道される一方で、捜査はひそかに続行される。
そのころ、チンは東南アジアで新たな詐欺ビジネスを始めていた。
(allcinemaさんより抜粋)
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当初、イ・ビョンホンが出演していて金融がらみの作品って言う中途半端な
情報でスルー予定だったけど、ちょっと前にカン・ドンウォンも出演してる
と知って急遽TOHOシネマズなんばへ観に行く事に。
コレは非常に面白かった。
最初は相手に出し抜かれるものの、最後は正義が勝つというありがちな勧善
懲悪モノで、笑いあり、シリアスあり、カーチェイスあり、銃撃戦ありと
韓国映画らしい仕上がりで見応えあった。
そこにチン会長の部下で天才ハッカーのパクが、チン会長を出し抜いて裏切
ろうとしたり、一転、チン会長に懺悔して裏切りを白状して、捜査陣を引き
つける囮をやろうとして、本物の帳簿をちょろまかしたり、その後、捜査陣
に協力している中、チン会長の懐刀のキムママと連絡とったりして、最後
までどっち側につくのか分からない所も、話に緊張感をもたらして良かった。
終盤のフィリピンでカン・ドンウォンとイ・ビョンホンが対面して対決する
あたりから一気に収束に向かう怒涛の展開は大いに見応えあった。
いやーそれにしても相変わらずカッコいいわぁ、カン・ドンウォン。
そこに立ってるだけで絵になるもんなぁ。
長い捜査の末、やっとチン会長を逮捕できる寸前までこぎつけながらも、
チン会長が一枚上手で海外に逃亡されるも、執念で再び動き出したチン会長を
逮捕すべく奮闘する正義感溢れる刑事役が様になってた。
まぁ何の役やっても、様になるのがカン・ドンウォンなんだけど。
一方のイ・ビョンホン演じるチン会長の悪役っぷりもよかった。
言葉巧みに客達の心を掴み、お金を出させるカリスマぶりはなかなかだし、
邪魔者はサクッと雇った殺し屋に処分させる冷酷っぷりや、捜査の手が及んで
きていると察知するやサッサと海外逃亡する身軽っぷりや、最後まで助かろう
とあがく様など、いつもとは違うイ・ビョンホンのキャラクターが見られて
面白かった。
お薦め度:★★★★☆(4/5)
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