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鑑定士と顔のない依頼人

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イタリア
ミステリー/ロマンス

    * * * * * * * *

「ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」のジュゼッペ・
トルナトーレ監督が「シャイン」のジェフリー・ラッシュを主演に迎えて贈る
切なくも華麗な極上ミステリー。
偏屈な天才オークション鑑定士が、姿を見せない女性からの謎めいた鑑定依頼
に翻弄され、思いがけない運命を辿るさまを、巧みな語り口とサプライズな
仕掛けでミステリアスに綴る。
共演はジム・スタージェス、シルヴィア・フークス、ドナルド・サザーランド。
                                                              (allcinemaさんより抜粋)
    * * * * * * * *

一流の美術鑑定士にして、カリスマ的オークショニアのヴァージル・オールド
マン。極端に人間嫌いで独身を貫く彼が唯一愛情を注ぐのが、女性の肖像を
描いた名画たち。これはと思う肖像画が出品されると、相棒のビリーを使い
不正な手段で自分のコレクションに加えてしまうのだった。
そんなある日、彼のもとに亡くなった両親が遺した家具や美術品の鑑定をして
ほしいとの若い女性からの依頼が舞い込む。
ところが依頼人は、決してヴァージルの前に姿を見せようとはしなかった。
憤慨するヴァージルだったが、依頼人の屋敷である歴史的名品の一部と
おぼしき部品を発見してしまい、この依頼を引き受けずにはいられなくなる。
そして屋敷に通ううち、姿の見えない依頼人に少しずつ興味を抱き始める
ヴァージルだったが…。
                                                              (allcinemaさんより抜粋)
    * * * * * * * *

これも予告編が面白そうだったので、『ゼロ・グラビティ』を観た後、
続けてTOHOシネマズなんばで鑑賞。

これは見応えあって面白かったなぁ。

最初は鼻に突く嫌なジジイだったヴァージルが姿を一向に見せない依頼人への
興味を抱き始めたあたりから、徐々に丸くなっていき、なんだかんだあって
依頼人を好きになっていって同棲するまでになるが、結果、人生かけて収集
したコレクターをだまし取られるストーリー展開は結構見応えあった。

依頼人のクレアの広場恐怖症を克服させて一緒に暮らし始めたものの、ロバート
に寝取られて終わりっていう展開かなぁと思ったら、みんなグルで大事な
コレクターを奪われるという展開だったとは。
でも途中の思わせぶりなセリフとか意味深なシーンなど思い返すと伏線になって
いたりすることに気づいたりして、観ていて面白い一本だった。

鑑定士ヴァージルを演じたジェフリー・ラッシュが素晴らしかった。
傲慢でいけ好かないとことか騙されて茫然とするとことか幅のある演技で
さすがに上手いなぁと感嘆することしきり。

それにしても、大掛かりな仕掛けだなぁ。
成功したからペイ出来たけど、ヴァージルが全く乗ってこなかったりしたら
どえらい赤字になっただろうに。


お薦め度:★★★★☆(4/5)

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