先日、北野天満宮から建勲神社を巡った際に大徳寺に行きそびれたので、
改めて大徳寺へ。
芳春院・呑湖閣の庭と高桐院の前庭の紅葉が見事だった。
大徳寺の本坊は特別公開期間が終わって公開していなかったけど、常時公開
している大徳寺塔頭の大仙院・高桐院・龍源院・瑞峰院と特別公開中の
黄梅院・興臨院・総見院・芳春院と観て回ることに。
大仙院の書院の枯山水庭園は狭い所に広大な世界観を表わしていてなかなかに
見応えある石庭だった。
個人的には石庭よりも池泉式庭園の方が好みなので石庭にはあんまり感嘆する
ことないのだが、ここのはこぢんまりとしながらも凝った作りで凄い好み。
次に前田利家の正室・松が建立した芳春院へ。
ここは方丈の石庭よりも裏側の呑湖閣と打月橋、飽雲池で構成される池泉式
庭園の景観が風情があって凄く素敵だった。
呑湖閣の風景を写真に撮りたかったけど撮影禁止だったので諦め、その分、
しっかりと脳裏に焼き付けることに。
続いて総見院へ。
ここでは織田信長木像や信長一族の供養塔、加藤清正が朝鮮より持ち帰った
石をくりぬいて作った井戸などガイドさんの説明付きで観て回る。
続いて細川忠興が建立した高桐院へ。
ここは参道の風景が風情あって幽玄的で、本堂の前庭も建物内から見る庭の
紅葉が見事で見惚れてしまう。
で、興臨院・瑞峰院・龍源院と順に観て回って行く。
院ごとにそれぞれ趣の違う石庭で、ガイドさんや和尚さんの話を聞きながら
しばしその世界観に浸る。
最後に黄梅院へ。
ここは直中庭という千利休によって作られた池泉式枯山水庭園があって、
ひらひらと落ちる落ち葉と庭の景観がなんとも風情があってよかった。
今回は芳春院の呑湖閣の庭と高桐院の庭の紅葉が一番見事で、観に行った
甲斐があった。
次は嵐山方面か、大原方面に出向いてみたいな。