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ソロモンの偽証 前篇・事件

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日本
サスペンス/ミステリー

    * * * * * * * *

人気作家・宮部みゆきの同名ベストセラー巨編を「八日目の蝉」「ふしぎな岬の
物語」の成島出監督が、前後編の2部作で映画化したミステリー・サスペンス
大作。本作はその前編。
中学校で起きた男子生徒の転落死をきっかけに、次々と起こる不穏な事件を前に
保身に走るだけの無力な大人たちを見限り、生徒たちだけで真相究明の校内裁判
を開こうとする中で、学校内にうごめく様々な問題があぶり出されていくさまを
描く。
主演はオーディションで選ばれ、本作の役名でデビューすることになった新人、
藤野涼子。
                                                              (allcinemaさんより抜粋)
    * * * * * * * *

クリスマスの朝、雪が降り積もった城東第三中学校の校庭で2年A組の生徒・
柏木卓也の死体が発見される。
警察も学校も飛び降り自殺と判断するが、後日、学校関係者のもとに、柏木の
死は自殺ではなく、大出俊次をリーダーとするいじめグループによる殺人だった
と訴える匿名の告発状が届く。
やがてそれはマスコミにも伝わり、ワイドショーを連日賑わすことに。
それでも学校側は穏便に事を収めようと後手を踏むばかりで、事態は悪化の一途
を辿っていく。
そんな中、事件の第一発見者で2年A組のクラス委員を務める藤野涼子は、大人
たちには任せておけないと、自ら真実を暴くべく立ち上がる。
そして、全校生徒に対し大出を被告人とする学校内裁判の開廷を提案する藤野
だったが…。
                                                              (allcinemaさんより抜粋)
    * * * * * * * *

校内で起きた事件の真相を知るために生徒達だけで裁判っていう予告編に興味が
湧いたので、なんばパークスシネマにて鑑賞。

隣の主婦、怖いわ。

担任の女教師の隣にすむ主婦がホラーだった。
蛇女みたいに這いずりながら部屋に戻るシーンなんて、あんなの実際に見たら
即引越考えるわ。

時系列が前後しながら、少しづつ事件前と、事件後の出来事を明らかにして
いきながら、生徒達が真実を求めて校内裁判を開こうといく様が、途中ホラーな
演出もあったけど、最初から最後まで引き込まれた。
そして、ここからどうなるの?ってところで突然終わるから否が応にも続きが
気になる。

それにしても出てくる教師がクソだったなぁ。
裁判が開催されることになっても、大多数の生徒は自分の進路などで興味なかった
り、関わりたくないのに、教師が内申書がどうのとか圧力かけるもんだから、
生徒達は反発心から裁判に協力していく形になっていくんだが、普通、ちょっと
考えたらこういう展開になりそうなのはわかりそうなもんなのに。
どうせ子供達を頭ごなしに抑えつければいいと子供達を舐めているんだろうな
この教師達は。
後、担任の女教師も柏木卓也が死んだことをクラスメイトに報告する時、私は
悪くない的な言い訳してて、そんなこと子供達の前で言うことかとちょっと胸糞
悪くなった。

こういう前・後篇に分ける作品って、公開までの間を空けるのってダメだな。
折角前編で引き込まれたのに、間が空きすぎると前編観た興奮とか何やらが
冷めたり忘れたりするので、個人的には2週間後ぐらいに後篇を公開して
欲しいなって思ったりする。


お薦め度:★★★★☆(4/5)

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