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『セーラ』:第10回大阪アジアン映画祭

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2014年/香港  <日本初上映作品>

カラー95分
広東語(日本語字幕)

監督     : ハーマン・ヤウ
プロデューサー: チャップマン・トー
脚本     : エリカ・リー
出演     : シャーリーン・チョイ
          サイモン・ヤム
          ライアン・ラウ
          スナドゥチャ・タドゥラビアブ
          サニー・シュン


『イップ・マン 誕生』『忍者』のハーマン・ヤウ監督最新作。
人気アイドルユニット、ツインズのシャーリーン・チョイ主演。
パトロンの力を借りてジャーナリストへの勉強を重ね、セックスワーカーの少女を
救おうとする主人公の15年にわたる生き様を体当たりで熱演し、女優としての新境
地を開いた。共演は香港映画界を代表する名優、サイモン・ヤム。
セーラとの出会いから別れまでの関係の変化を繊細に表現している。
タイでの少女買春の現状やその根っこにある貧困に目を向けた、社会派の一面も
見逃せない。女性が受ける性暴力やそれを生み出す社会を見つめる一方で、それを
もはねのけて生きるたくましさを映し出した秀作。
                     (第10回大阪アジアン映画祭公式カタログより)
    * * * * * * * *

ジャーナリストのセーラは、政府高官が集まる高級クラブに潜入取材し、渾身の
記事を書き上げたのだが、会社の事情でお蔵入りとなってします。
怒りのあまり、衝動的にタイのチェンマイへ旅立つ。そのチェンマイで、売春を
する少女アンジェラと出会い、自らの少女時代の体験がよみがえる。
父親からの性的虐待、家出、パトロンとの出会いと不倫愛、そして別れ……。
また、アンジェラの身の上話を聞き出すうちに、セーラは、小さい頃から親に
売られ、家族のために売春して稼がざるを得ない、不条理な現実を目のあたりに
するのだった。
                     (第10回大阪アジアン映画祭公式カタログより)
    * * * * * * * *

今回のアジアン映画祭5本目はサイモン・ヤムとシャーリーン・チョイが
出演しているってことだけの理由でチョイス。

あの時、母親の取った態度は不愉快でしかない。

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のっけから義父が娘をレイプするシーンから始まり、そしてそれをきっかけに
やけになった娘が家出して路上生活を送っているうちに、偶然出会ったサイモン
・ヤム演じる教育界の有力者の愛人になるのを引換に学校に通い人生をやり直
していこうとする内容の作品で、そこにタイの少女買春にも切り込んだ社会派
っぽい部分も足しこんでいて、面白いというよりも最後まで見入ってしまう
作品だった。

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それにしても酷い母親だなぁ。
夫が実の娘をレイプしているのを止めもせずに見逃して、あげく義父に犯された
娘に向かって、どうせどこかの誰かに奪われるんだから、初めてをお父さんに
あげられて良かったじゃないなんて言ってしまう母親には激しく怒りを覚えた
なぁ。実の娘によくもまぁそんなセリフを吐けるもんだな。不愉快だわ。

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今年の大阪アジアン映画祭は5本鑑賞。
『コードネームは孫中山』や『アバディーン』や『点対点』など観たい作品が
あったんだけど、仕事の都合もあって見逃してしまって残念。
毎回、映画祭の時はスタッフの手際の悪さやワガママな客の姿がチラホラ見受け
られたんだが、今回は映画館のスタッフが手伝いに入ってる事もあって手際は
良かったし、変な客もいなかったので気分よく映画祭を満喫できて満足。


お薦め度:★★★☆☆(3/5)

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