日本
SF/アクション/ロボット
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1988年にOVAとして登場して以来、多くのファンを獲得してきた大人気SF
「機動警察パトレイバー」シリーズを、総監督に押井守を迎えて完全新作で
実写化したロボット・アクション・ドラマ・シリーズ「THE NEXT GENERATION
パトレイバー」の劇場版。
テロリスト集団の手に落ちた最新鋭戦闘ヘリと旧型警察用ロボの戦いの行方を
描く。
監督は引き続き押井守。
(allcinemaさんより抜粋)
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20世紀末に設立された特科車両二課パトロール中隊、通称“パトレイバー”。
しかし、レイバーの衰退とともに活躍の場を失い、いまや解隊の危機。
そんなある日、最新鋭の戦闘ヘリ“グレイゴースト”がテロリスト集団に強奪
され、首都1,000万人を人質にした大規模テロが勃発する。
“見えない戦闘ヘリ”の神出鬼没の攻撃に苦戦を強いられる警察と自衛隊。
そこで、お荷物とまで呼ばれた“特車二課”が、警察最後の砦として、テロ
リストの野望阻止に立ち上がるのだった。
(allcinemaさんより抜粋)
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『THE NEXT GENERATION パトレイバー/第7章』、本編はイマイチだったけど、
本作の長尺予告編の出来が良くて、否が応にも期待値が上がったので、公開初日
に早速なんばパークスシネマに観に行くことに。
思った以上に面白かった。
監督が押井監督なので、ちょっと不安だったんだけど押井監督にしては十二分に
面白かった。『TNGパトレイバー』シリーズで押井監督が監督したエピソードは
どれもつまんなかったので意外だった。
前半は後藤田と高畑が運河の上をボートでクルーズしながら会話劇を繰り広げ
たりと結構眠い展開なんだけど、特車2課の面々がテロリストのアジトを急襲
するあたりから俄然面白くなり出し、クライマックスの東京ゲートブリッジで
のグレイゴーストとの対決へと続く展開は面白かった。
カーシャのガンアクション、整備班によるリボルバーカノンを固定砲台にする
アイデアとか、グレイゴーストと陸自のコブラとの空戦、イングラム対グレイ
ゴーストなど見応えあるシーンが一杯で個人的には大満足。
ただグレイゴーストが歩道橋の下を姿を消したまま飛び去るシーンあったけど、
道路の街路樹の葉が何ともなってないのはちょっと萎えたな。
グレイゴーストのローターが発する風力で街路樹の葉が激しく揺れたり吹き
飛んだりすればリアルだったんだけど、背景画像にグレイゴーストのCGを足し
こんだだけのように見えてしまったのはちょい残念。
グレイゴーストの操縦者の灰原零の正体が謎のまま終わっちゃったけれど、
灰原零役の森カンナが可愛かったなぁ。
お薦め度:★★★★☆(4/5)
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