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グランド・マスター

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香港
アクション/格闘技/伝記

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「花様年華」「2046」のウォン・カーウァイ監督が、ブルース・リーの
師匠としても知られる伝説の武術家・葉問(イップ・マン)の波瀾の人生を
圧倒的な映像美とともに描く歴史カンフー・アクション大作。
それぞれの流派を極めた長“宗師(グランド・マスター)”たちが、中国拳法の
南北統一を巡って繰り広げる激しい抗争の行方と、そんな彼らが戦争という
大きな時代の波に翻弄されていく愛と宿命の物語を壮大なスケールで描き出す。
主演は「ラスト、コーション」「レッドクリフ」のトニー・レオン、
共演にチャン・ツィイー、チャン・チェン、マックス・チャン。
                                                              (allcinemaさんより抜粋)
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1930年代の中国。北の八卦掌の宗師、宮宝森(ゴン・パオセン)は引退を
決意し、生涯をかけた南北統一の使命を託す後継者を探す。
第一候補は一番弟子の馬三(マーサン)。一方、パオセンの娘で奥義六十四手を
ただ一人受け継ぐ宮若梅(ゴン・ルオメイ)も、父の反対を押して後継争いに
名乗りを上げる。
そんな中、パオセンが指名したのは、南の詠春拳の宗師で人格的にも優れた葉問
(イップ・マン)だった。納得のいかないマーサンは、師であるパオセンへの
恨みを募らせる。
一方、諦めきれないルオメイも、イップ・マンを秘かに呼び出し、みごと八卦掌
奥義六十四手で勝利を収めるのだったが…。
                                                              (allcinemaさんより抜粋)
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『レッドクリフ』に出てたトニー・レオンとチャン・チェンに、『LOVERS』、
『女帝』のチャン・ツィイーが出演しているということで、興味に惹かれ、
さらに予告編での映像でもの凄く期待値が上がり楽しみにしていた作品だった
ので、公開初日に早速観に行くことに。

期待値が高かっただけに残念感が半端なかった。

冒頭の当時の中国における武術界の説明に始まり、トニー・レオン演じる葉問が
雨が降りしきる夜の街中で襲い来る武術者達を蹴飛ばしたり、はじきとばしたり
と無双っぷりを見せつけるシーンで、何かの映画のワンシーンに似てるっぽい
なぁとは思いつつも、これは面白そうだと思ったんだけど、そこから後の展開と
テンポの悪さから、観ていてだんだん退屈に・・・。

冒頭の葉問の格闘シーン、若梅のマーサンへの仇討シーン、カミソリの組織脱退
時の格闘シーンは、どれもノワール映画っぽい映像美と見応えあるカンフーアク
ションが素晴らしくて、ワクワクしたんだけどそれ以外のシーンがちょっと退屈
だった・・・。

そもそも話の展開が中途半端すぎる。
葉問と彼にかかわりのあった人物たちのお話しだと思って観ていたら、チャン・
チェン演じるカミソリが葉問と一切関係ないまま終わってしまったのでビックリ。
若梅もカミソリとは一度出会うけど、そこから後は絡みないし・・・。
これならウィルソン・イップ監督、ドニー・イェン主演の『イップ・マン』の方
が見応えあったな。

でも大好きな女優さんであるチャン・ツィイーのアクションを久しぶりに大画面
で観られたので満足。相変わらず綺麗でアクションの一つ一つが絵になるわぁ。


お薦め度:★★☆☆☆(2/5)

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