香港
アクション/歴史劇
DVD観賞
* * * * * * * *
『インファナル・アフェア』シリーズなどのアンドリュー・ラウが監督を務め、
『捜査官X』などのピーター・チャンが製作に回ったアクション。
清朝時代の中国を舞台に、必殺秘密兵器フライング・ギロチンを手に暗躍する
暗殺集団の姿を描く。
『モーターウェイ』などのショーン・ユーや『ラスト・シャンハイ』などの
ホァン・シャオミンらが共演。
激動の時代を駆け抜けた男たちの宿命の重さや、激しい戦いぶりに心が震える。
(シネマトゥデイさんより抜粋)
* * * * * * * *
清朝時代、第5代皇帝雍正帝(アンドリュー・ラウ)は宮中の反乱分子を退ける
ため、ひそかに暗殺部隊「血滴子」を結成する。
部隊を率いる総領官(ジミー・ウォング)は、隊員の冷(イーサン・ルアン)
たちに清朝打倒をたくらむ革命闘士の長である天狼(ホァン・シャオミン)の
暗殺を指示。
だが、激しい抵抗に遭い、仲間の穆森(リー・ユーチュン)が捕まってしまう。
(シネマトゥデイさんより抜粋)
* * * * * * * *
これ、シネマート心斎橋でやってた冬の香港・中国エンターテイメント映画
まつりで、『名探偵ゴッド・アイ』『ゴールデン・スパイ』とともに上映
されていて観たかったんだけど、都合がつかずに『名探偵ゴッド・アイ』しか
観られなかったので、今回DVDで鑑賞。
最初の10分ぐらいは最高だったんだけどな。
ほんとに最初の10分ぐらいは、血滴子の強さとかどう考えてもこの時代の
技術では製作できないと思われるフライング・ギロチンを使って、反乱分子を
一人また一人と倒していく様に見事に引き込まれ、これは面白そうだと
観ているこっちのテンションはだだ上がり状態。
血滴子のリーダー、軍師、そのメンバーが一人づつ屋根の上に現れるとともに
テロップで名前と先鋒とか守備とかの役割が表示され、どっかの戦隊物の
ヒーローかよってぐらいに、魅せてくれるんだけど、仲間のムーランが捕まって
天狼が逃げ去った後から一気にしょぼくなっていって、こっちのテンションは
だだ下がり。
フライング・ギロチンなのに、これ以降はギロチンを使ってのアクションは
無いです。やや終盤ぐらいに鉄砲隊にむかってギロチン飛ばすも遠くて届かない
って嘆くところぐらい。タイトルからして、こっちはちょっとファンタジー
入った武侠アクションっぽい物かなぁと思ってたのに、タイトルに騙されたな。
時代が必要としなくなった男達の滅びゆく様を描いた物なんだけど、皇帝直属
の秘密組織で腕利きなのに、これといった見せ場なくあっけなく殺されていく
のが何とも。序盤あれだけの強さを見せつけてたから、もうちょっと反抗して
見せ場ありつつ死んで行ってくれたら、個人的には面白かったなぁって印象を
持てたんだけどなぁ。
お薦め度:★★☆☆☆(2/5)
クリックしてくださった方、ありがとうございます。