日本
SF/アニメ
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2009年にわずか34歳の若さで夭折した天才SF作家・伊藤計劃。
本作は彼が遺した3本の長編小説を劇場アニメ化する<Project Itoh>の1作。
原作は闘病中の作者が病床で書き上げたオリジナル長編第2作にして遺作の
SFサスペンス。
第30回日本SF大賞を没後受賞。
アニメーション制作をSTUDIO4℃が担当し、「寫眞館」のなかむらたかし
と「鉄コン筋クリート」のマイケル・アリアスが監督を務める。
(allcinemaさんより抜粋)
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近未来、世界は“大災禍”と呼ばれる混沌から復興し、今や健康志向は極限まで
追求され、ほとんどの病気や健康リスクは未然に防がれるようになった社会が
実現していた。
しかしカリスマ的美少女・御冷ミァハは、そんな思いやりにあふれた優しすぎる
世界を拒絶し、2人の少女とともに自殺を企てる。
13年後。あの時、もう一人の少女・零下堂キアンとともに生き残り、ミァハを
一人だけで逝かせてしまった霧慧トァン。
今もミァハの存在に縛られ続ける彼女は、世の中への違和感を拭えないまま、
監察官として紛争地域の平和維持活動に従事していた。
そんなある日、世界中で数千人規模の人々が同時多発的に自殺を図る謎の事件が
発生、トァンも捜査に参加する。
やがて実行犯を名乗るグループが犯行声明を発表、世界中を恐怖に陥れる。
捜査を進める中で、事件の背後に死んだはずのミァハの影を感じるトァン
だったが…。
(allcinemaさんより抜粋)
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映画館の予告映像で若くして亡くなった伊藤計劃っていうSF作家の原作3本が
立て続けにアニメとして作成されることになって、で第一弾の『屍者の帝国』が
それなりに楽しめたので、第二弾の本作をTOHOシネマズの1ヶ月フリーパスポート、
11作目にチョイス。
『屍者の帝国』より楽しめた。
今回も原作未読で鑑賞したので、よく分かんない所もありつつも、説明チックな
演出のおかげで結構すんなり入ってきたけど、映画としてはあんまり盛り上がり
所が無かったなぁ。
監理社会における窮屈さとか、人間の意識や生命とは何ぞや?といった感じの
内容が描かれていて個人的には結構楽しめた。
『ハーモニー』は『虐殺器官』の続編にあたる作品らしく、本当は『虐殺器官』が
先に公開されて、続けて『ハーモニー』という順序だったらしいが『虐殺器官』を
製作していた会社が倒産したので、順序が入れ替わったようで、ここは順番通りに
先に『虐殺器官』を観てから『ハーモニー』を観たかったな。
とりあえず『虐殺器官』と『ハーモニー』の原作読んでみようかな。
2回目のTOHOシネマズフリーパスポート、前回は仕事の都合とかで4作しか
観られなかったので、今回は11作品を観る事が出来てまずは満足。
お薦め度:★★★☆☆(3/5)
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