アメリカ/イギリス
ドラマ
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クリムトの名画“黄金のアデーレ”が辿った数奇な運命に秘められた驚きの
実話を映画化した感動のドラマ。
ナチスに略奪された“黄金のアデーレ”の正当な持ち主として名乗り出た82歳の
女性マリア・アルトマンが、駆け出し弁護士ランドル・シェーンベルクとともに
オーストリア政府を相手に一歩も引かない返還闘争を繰り広げるさまと、激動の
時代を生きたマリアとその家族の物語を描く。
主演は「クィーン」のヘレン・ミレンと「[リミット]」のライアン・レイノルズ。
共演にダニエル・ブリュール、タチアナ・マズラニー、ケイティ・ホームズ。
監督は「マリリン 7日間の恋」のサイモン・カーティス。
(allcinemaさんより抜粋)
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ユダヤ人女性のマリア・アルトマンは、ナチスに占領された祖国オーストリアを
捨て、夫フリッツとともにアメリカへの亡命を果たす。
1998年、82歳となったマリアは亡くなった姉ルイーゼがオーストリア政府に
対してクリムトの名画“黄金のアデーレ”の返還を求めていたことを知る。
それはマリアの伯母アデーレの肖像画で、第二次世界大戦中にナチスに略奪
されたものだった。
マリアは姉の思いを受け継ぐことを決め、駆け出しの弁護士ランディに協力を
仰ぐ。しかし、その名画は“オーストリアのモナリザ”と称される至宝。
オーストリア政府にこれを手放す気は毛頭なく、マリアとランディの闘いは
困難かつ長い道のりとなっていく。
(allcinemaさんより抜粋)
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3回目の『ガールズ&パンツァー劇場版』を観にTOHOシネマズなんばへ行った
際に、ついでに鑑賞。
見応えある内容で面白かった。
まぁ邦題からして、マリアとランディが無事に肖像画を取り戻す事は分かってた
ので、途中で現地の記者さんとかが取り戻せないとか無理だとか言われても、
何らかの手段で切り抜けるんだろうなぁと思ったら、まぁ予想通りに何らかの
手段を切っ掛けにして取り戻すことに成功する展開だったけれど、肖像画を
取り戻そうとする現代パートとマリアの過去の時代の映像が交互に描かれて、
見応えある内容で結構面白く観られた。
ナチスに奪われた美術品を取り戻すという描かれた時代や設定は違うものの
先日観た『ミケランジェロ・プロジェクト』よりかは個人的にはこちらの方が
面白かった。
ただなぁ、ちょっとマリアやランディ側を正義、オーストリア政府とその国民を
悪という感じで断じてるのが演出なんだろうが一方的で何だかなぁって感じ。
現にマリアは取り戻した絵画を売り飛ばしてるんだもんな。
家族を取り戻すって言ってたのに。
税金対策とかなら“黄金のアデーレ”だけを残して他を売るなり借金するなり
すればいいのに。取り戻した家族を売り飛ばしてるじゃんって感じで
何だかしっくり来ない。
お薦め度:★★★☆☆(3/5)
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