アメリカ
クライム/ドラマ/伝記
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「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ、「ローン・レンジャー」の
ジョニー・デップが、FBIの最重要指名手配犯となった実在する伝説の
ギャング、ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーを体当たりで熱演し
評判を呼んだ衝撃の実録犯罪ドラマ。
ボストンを舞台に、極悪非道なバルジャーとFBI捜査官の間で交わされた
禁断の密約の実態と、次第に狂気が暴走していくバルジャーが手を染めた
恐るべき悪行の数々を描き出す。
共演はジョエル・エドガートン、ベネディクト・カンバーバッチ。
監督は「クレイジー・ハート」「ファーナス/訣別の朝」のスコット・クーパー。
(allcinemaさんより抜粋)
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1975年、サウスボストン。
アイリッシュ系ギャングのボス、ジェームズ・バルジャーは、イタリア系
マフィアと激しい抗争を繰り広げていた。
一方、弟のビリーは、州の有力政治家として活躍していた。
そこに、バルジャーの幼なじみジョン・コノリーがFBI捜査官となって
戻ってきた。折しもFBIはイタリア系マフィアの掃討を目標に掲げており、
功名心にはやるコノリーは、バルジャーにある提案を持ちかける。
それは、バルジャーがFBIの情報屋となり敵の情報を流す代わりに、
FBIは彼の犯罪を見逃す、という驚愕の密約だったのだが…。
(allcinemaさんより抜粋)
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ジョニー・デップが実録犯罪ものに出るってことで、面白そうだなぁと
『残穢』を観た後に続けて鑑賞。
見応えはあったけど何となく思ってたのと違ってた。
ポスターや予告映像からはギャング・FBI・政治家が裏で繋がっててやりたい
放題って感じを予想してたけど、ベネディクト・カンバーバッチ演じる政治家は
そんなに出てこないし、悪事に手を染めて利益を得てないし、やったことって
兄貴にコノリーから聞いた捜査情報を喋ってしまった事くらい。
あのポスターはちょっと誤解を招く。
でも兄貴がギャングでも弟が議員になれるってのがアメリカっぽい。
日本だと兄弟にヤクザがいるって公になってたら、まず当選しないと思うけど。
この手の犯罪実録物を観てるとイマイチその組織の規模のデカさが分かんない。
駆け出しの頃ならトップが先頭切って人殺したりするのは当然なんだろうけど、
後の方でも主人公自ら人殺したり、リンチしたりしてるから組織としては小さい
のかなぁなんて思ってしまう。
とは言え、ジョニー・デップのジェームズ・バルジャーの演技は凄みがあった。
怒気を表に出すことなく淡々と相手を追い詰めたり、いきなり射殺したりと
特にFBIのモリス相手にステーキのレシピの件で追い詰めていく様は怖い。
お薦め度:★★★☆☆(3/5)
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