イギリス
サスペンス/アクション/ドラマ
DVD観賞
* * * * * * * *
その帰属をめぐる対立が激しい紛争へと発展していた71年の北アイルランド・
ベルファストを舞台に、戦場と化した街中で孤立してしまった一人の若い英国軍
兵士の決死のサバイバルを描いた緊迫のサスペンス・ドラマ。
主演は「兵士ピースフル」のジャック・オコンネル。監督は英国のTVドラマ界
で活躍し、これが長編劇映画デビューのヤン・ドマンジュ。
(allcinemaさんより抜粋)
* * * * * * * *
1971年、紛争が激しさを増していた北アイルランドのベルファスト。
そこではアイルランドの統一を目指すカトリック系住民と、英国との連合維持を
望むプロテスタント系住民の間の緊張が頂点に達していた。
英国軍の新兵ゲイリーは、治安維持を目的に、この混沌のベルファストへと送り
込まれる。
ところが、パトロールを開始した部隊が早々に暴動に巻き込まれ、混乱の中で
武器を盗まれてしまう。
慌てて後を追うも、その間に部隊は撤退してしまい、ゲイリーはたった一人で
敵陣のまっただ中に取り残されてしまう。
様々な勢力が入り乱れ、誰が敵か味方かも分からない状況の中、必死でこの危険
地帯からの脱出を試みるゲイリーだったが…。
(allcinemaさんより抜粋)
* * * * * * * *
ドラゴンクエストビルダーズに嵌ってしまい仕事以外で家から出なくなって
中々映画館に行けない状態が続いたけれど、ちょっと飽きてきたのと、本作の
北アイルランドのベルファストに71っていう数字がくっついたタイトルに興味を
惹かれてDVDレンタルで鑑賞。
出会った少年が爆弾であっけなく死ぬシーンは衝撃だった。
パトロールに出た際に暴動に巻き込まれ、どさくさに紛れて武器を盗まれた挙句
所属部隊とはぐれてしまった新兵が、IRAからの追撃を逃れながら脱出しようと
する展開は緊張感あって最後までダレずに観られた。
そこに味方の工作員が口封じのために身柄を狙ってきたり、IRAの穏健派と過激派
の対立などあって誰が味方なのか、誰を信じていいのか分からない状態での
逃走劇、政治的判断から事実を隠ぺいする軍上層部、両陣営の闘争のために、
巻き込まれて死んでいく民間人など戦争や紛争状態での命の軽さや悲惨さなどが
描かれていて大いに見応えあった。
それにしても上官の判断ミスで兵士が死んでいくのは部下側からしたらやりきれ
ないだろうな。
隊長がヘルメットも盾もいらないなんて甘い判断してしまわなければ、あそこまで
酷い状況にはならなかったと思う。
まぁ自分が部下の兵士の立場なら迫ってくる住民への恐怖から発砲禁止の命令を
無視して住民に銃撃を加えて暴走してるだろうな。
お薦め度:★★★★☆(4/5)
クリックしてくださった方、ありがとうございます。