香港
SF/ドラマ
DVD観賞
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「メイド・イン・ホンコン」「ドリアン ドリアン」のフルーツ・チャン監督が、
2002年の「トイレ、どこですか?」以来12年ぶりに香港で長編映画のメガホンを
とったサスペンススリラー。
「10人の泥棒たち」のサイモン・ヤム、「ドッグ・バイト・ドッグ」のサム・
リー、「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」のラム・シューら実力派俳優たちが、
一癖も二癖もある登場人物たちを個性豊かに演じた。
2014年・第27回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門上映作品。
(映画.comさんより抜粋)
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夜の香港。
小型の深夜バスに乗り合わせた17人の男女。
バスは町の中心に向かうためトンネルをくぐる。
そして、トンネルを抜けた時、世界からすべての人間が消失してしまう。
17人は、バスから降り、人影の消えた町をさまよう。
地上に存在する人間はわずか17人という状況下、今までの道徳観が意味を成す
のだろうか?
やがて、残された人間の内面に潜む怪物が目を醒ましていく。
(Amazonさんより抜粋)
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TUTAYAのサイトで何か面白いのないかなぁ~って見てたら、サイモン・ヤムと
ラム・シュー、それに『ドッグ・バイト・ドッグ』のサム・リーも出てると
知って、これは観ないとってことで早速レンタルすることに。
う~ん、ワケわからん。
自分の中で、ラム・シューが出てる映画は面白いっていうジンクスがあって、
今まで彼が出演している作品でつまらなかった作品はなかったんだけど、
今回初めて、つまんない作品にぶち当たったかも。
出だしから麻雀してるラム・シューが登場してきて、そこからポンポンと
テンポよくバスに乗りこんで行く登場人物達。最後にサイモン・ヤムが乗り
込んで出発するあたりから、ライオンロックのトンネルを抜けてタイポーに
着くと、人っ子一人いない状況にサイモン・ヤムが気づくあたりまで、
ありがちなシチュエーションで、これは全員事故で死んで、死んだ事に気付か
ず現世にさまよっているのか、もしくは違う平行世界にワープしたのか、
次元の狭間に迷いこんだのかと、この時点までは面白そうだとワクワクしな
がら観てた。
しかし一転、途中下車した大学生達が死んでいくあたりから、それぞれ違う
死に方したり、食堂で根暗な男子がデビッド・ボウイをノリノリで歌いだす
あたりから、あれ?これイマイチかもと思い始め、ガスマスク男の正体が
日本人だったり、香港から人がいなくなった原因が感染なのか原発事故なの
か全員死んでいるのかと、いろんな伏線をぶちこんできたかと思えば、
女性をレイプして死なせた後に死姦までした若者をその場にいる全員で
ナイフを突き刺していく私刑が始まったり、あげくにガスマスク男の集団との
カーチェイスが始まったりして、最終的に何の解決も見ないまま終わって
しまう展開に、もう何が何やら状態。
お話し的にはイマイチな作品だったけれど、お目当てのラム・シューやサイモン
・ヤム、サム・リーの出番が多かったのと、ラム・シューがあいかわらずコミカル
でイイ感じで存在感を放っていたので、個人的にはまずまず満足。
お薦め度:★★☆☆☆(2/5)
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