日本
SF/アクション/戦争/アニメ
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2009年にわずか34歳の若さで夭折した天才SF作家・伊藤計劃。
本作は彼が遺した3本の長編小説を劇場アニメ化する<Project Itoh>の1作。
原作は伊藤計劃の処女作にして日本が世界に誇る傑作SF。
アメリカ特殊部隊の兵士を主人公に、世界各地で大量虐殺を引き起こしている
と目される謎のアメリカ人の追跡とその暗殺作戦の行方を描く。
アニメーション制作を担当していたスタジオmanglobeの倒産で一時は
プロジェクト中止の危機に直面するも、新たに設立されたジェノスタジオが
後を引き継ぎ無事完成にこぎ着けた。
監督は村瀬修功。
(allcinemaさんより抜粋)
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近未来。
テロとの戦いを進める先進国は徹底したセキュリティ管理体制を敷いてテロを
一掃する一方、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。
そんな中、アメリカで暗殺を請け負う唯一の部隊、情報軍特殊検索群i分遣隊を
率いるクラヴィス・シェパード大尉にある指令が下される。
それは、世界各地に虐殺の種をばらまく謎のアメリカ人言語学者ジョン・ポール
を暗殺せよ、というものだったが…。
(allcinemaさんより抜粋)
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若くして亡くなった伊藤計劃の原作3本がアニメ化されるプロジェクトイトウ。
その三作目にして氏の処女作である『虐殺器官』が製作会社の倒産というアクシ
デントに遭いながらも、何とか公開にこぎつけたので、公開初日にMOVIX清水に
観に行く事に。
原作未読者には敷居が高い印象。
映像的には戦闘シーンなど見応えあってよかった。
予告映像では3作中、本作が一番面白そうだったんで期待してたんだけど、
ちょっと小難しい感じの内容で、原作読んでないとちょっと厳しいかなって
感じ。
全体を通してセリフが多いわりには、劇中の装備などの説明が少ない。
あの目薬をすることで、ドローンのカメラとリンクしたり、いろんな情報が
ARで表示されたりするんだろうし、あの降下ポッドも特殊な素材で出来ていて
パージ後に融解して敵側に情報や技術を渡さないってことなんだろうけど、
そういう所の説明がイマイチ少ない感じだったけど、2時間の尺の中で、
只でさえセリフが多い展開なので、その辺の説明描写が少なくなるのは
仕方なかったのかな。
後、個人的にジョン・ポールの動機がいまいち不十分な気がするし、主人公が
ルツィアに執着する理由も描き切れてない印象を受けたので、そこらへんも
原作読まないと分からないのかなぁ。
お薦め度:★★★☆☆(3/5)
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