カナダ/フランス
ロマンス/ファンタジー/SF
* * * * * * * *
異なる重力の影響で上下が逆転した2つの世界の間で繰り広げられる禁断の恋の
行方を描く異色のSFファンタジー・ラブ・サスペンス。
真逆の重力が生み出すユニークな世界観が、観る者の平衡感覚を混乱させる摩訶
不思議なヴィジュアルで綴られてゆく。
主演は「ワン・デイ 23年のラブストーリー」のジム・スタージェスと
「マリー・アントワネット」のキルステン・ダンスト。
監督はアルゼンチンの巨匠フェルナンド・E・ソラナスを父に持つフアン・
ソラナス。
(allcinemaさんより抜粋)
* * * * * * * *
正反対の方向に重力が作用する不思議な双子惑星。
互いの惑星はそれぞれの頭上に向き合うように存在し、一方の重力はもう一方の
物質に対しては決して作用を及ぼさなかった。
そんな2つの世界は、富める“上の世界”と貧しい“下の世界”という関係に
あり、双方の交流は厳しく禁じられていた。
そんな中、下の世界に暮らす少年アダムは、上の世界の少女エデンと恋に落ち、
人目を忍んで密会を重ねる。ある日、その密会現場を警備隊に見つかり、
逃げようとしたエデンは上の世界に激しく落下してしまう。
10年後、アダムは死んだと思い込んでいたエデンが今も生きていることを知る。
エデンとの再会を願うアダムは、2つの世界を繋ぐ唯一の巨大企業“トランス
ワールド社”の社員となり、危険な上の世界への潜入を試みるが…。
(allcinemaさんより抜粋)
* * * * * * * *
男女が上下さかさまに手を伸ばし合っているポスターと正反対に重力が働く
世界観に興味惹かれてMOVIX堺で鑑賞。
う〜ん後半が・・・。
正反対に重力が働く双子惑星とそれぞれの星に暮らす男女の禁断の恋を描いた
もので、その世界観が大変面白かった。
片方の星の物質はもう片方の星の重力に引かれないとか、片方の星の住人が
もう片方の星の物質を長時間触れていると、その物質が燃え始めるとかいう
設定で、もう片方の星の物質を身にまとって、相手の星に行ったり、長時間
身に着けていられないので、逢う時間が限られるとか観ていて面白かった。
そしてその正反対の重力が働く双子惑星の世界の映像が素晴らしい。
同じフロアで上下さかさまで働く職場とか、ダンスホールのあるカフェとか
観ていて圧倒される。
ただ、その世界観や設定が面白いものの、肝心のラブストーリー部分が
ちょっと雑というか、エデンが記憶を取り戻したあたりからの展開が
おざなりな感じ・・・。
とは言え、十二分に楽しめる内容で満足。
お薦め度:★★★★☆(4/5)
クリックしてくださった方、ありがとうございます。