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青天の霹靂

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日本
ドラマ/コメディ/ファンタジー

    * * * * * * * *

人気お笑い芸人の劇団ひとりが自身の同名小説を基に記念すべき監督デビューを
飾ったハートフル・ファンタジー人情コメディ。
40年前の浅草にタイムスリップした売れないマジシャンが、若き日の両親と
出会い、やがて自らの出生の秘密と向き合う姿を笑いと涙で綴る。
主演は「探偵はBARにいる」の大泉洋、共演に柴咲コウと劇団ひとり。
                                                              (allcinemaさんより抜粋)
    * * * * * * * *

金もなく、恋人もいない売れないマジシャンの晴夫。母親には生まれてすぐに
捨てられ、父親ともいまや絶縁状態で、自らの惨めな人生を恨む日々。
そんなある日、行方も分からなかった父の訃報が飛び込んでくる。
父は荒川の河川敷でホームレスになっていたらしい。
やりきれない気持ちに苛まれた晴夫だったが、そんな彼を突然の雷が直撃する。
次の瞬間、意識を取り戻した彼は、なんと40年前の浅草にタイムスリップして
いた。
途方に暮れ街を彷徨う晴夫は、やがて演芸ホールでマジックを披露する若き日の
父とその助手を務める母と出会う。
そして、ひょんなことから父とコンビを組むことになり、思いがけず人気者と
なっていく晴夫だったが…。
                                                              (allcinemaさんより抜粋)
    * * * * * * * *

大泉洋と劇団ひとりが舞台で掛け合いしている予告編に興味を惹かれ、面白そう
だなぁと思いTジョイ京都で鑑賞。

じんわり来る、余韻の残るイイ一本だった。

これ、監督が誰かなんて知らずに観てエンドロールで劇団ひとりが監督脚本原作
だと知ってびっくり。
監督は今回が初めてだそうで、初めてにしては良い映画撮るなぁと感心。
『陰日向に咲く』で作家としての顔は知ってたけど、監督の才能もあるなんて
多彩な人だな。

個人的には、『R100』みたいな駄作ばっか連発する某先輩芸人監督に比べたら
劇団ひとり監督の方がはるかに才能あるなぁと感じる。
まぁ品川監督の作品観た時もそう思ったけど。

生きてる意義を見いだせない惨めな日々を送るアラフォー男がひょんなことから
40年前にタイムスリップして、自分の両親に出会い、両親の自分に対する想いを
知るというお話しで、展開は予想の範疇ないで進み、これといったどんでん返し
のような驚きはないけれど、ところどころグッと来るシーンがあって見応えある
一本だった。

現代に戻った晴夫が父親に向かって振り向くと40年前のシーンに切り替わって
一言言って終わるラストシーンが、じんわりと余韻の残って凄く良かった。


お薦め度:★★★★☆(4/5)

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