イギリス/ドイツ
コメディ/ミステリー
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「ライフ・アクアティック」「ムーンライズ・キングダム」のウェス・アンダー
ソン監督が、レイフ・ファインズ、エドワード・ノートン、ビル・マーレイ、
ジュード・ロウはじめ豪華キャストを迎えて贈る群像ミステリー・コメディ。
ヨーロッパの一流ホテルを舞台に、とある常連客をめぐる殺人事件とその遺産
争いに巻き込まれた“伝説のコンシェルジュ”グスタヴ・Hとその忠実なる
ベルボーイ、ゼロ・ムスタファが、自らの誇りとホテルの威信を懸けて事件を
解明すべく繰り広げる大冒険の行方をユーモラスに描く。
(allcinemaさんより抜粋)
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1932年。グランド・ブダペスト・ホテルは、“伝説のコンシェルジュ”と
呼ばれるグスタヴ・Hの完璧なおもてなしが評判で、彼目当てのエレガントな
客で溢れかえるヨーロッパ随一の超高級ホテル。そこでベルボーイ見習いと
して働くことになったのが移民の少年ゼロ・ムスタファ。
グスタヴの指示を忠実にこなし、少しずつ信頼を獲得していく。
そんなある日、グスタヴと懇意の間柄だった富豪の常連客マダムDが殺害され、
遺言で名画“少年と林檎”がグスタヴに贈られることに。
しかしグスタヴには殺人の嫌疑がかけられ、おまけに絵を取り戻そうとマダムD
の息子ドミトリーの刺客も迫ってくる。
そんな中、グスタヴとゼロはコンシェルジュ仲間やゼロの婚約者アガサの力を
借りて逃亡を続けつつ、事件の謎を解明すべくヨーロッパ中を駆け巡るのだった
が…。
(allcinemaさんより抜粋)
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これはポスターに載ってる俳優陣の名前をみて、凄い豪華なキャスティング
だなぁと驚き且つ『ダージリン急行』『ファンタスティックMr.FOX』の
ウェス・アンダーソン監督作品と知って、これは面白そうと思いTOHOシネマズ
二条にて鑑賞。
いやぁ面白かった。
出だしから独特な世界観全開で繰り広げられる物語に引き込まれ、最後まで
飽きることなく楽しめる素敵な作品だった。
ストーリー自体はそんなに大したことないんだけど、『ファンタスティック
Mr.FOX』の時のようなウェス・アンダーソン監督が紡ぎだす独特の世界観と
いうかセットや衣装の色使いや映像が観ていて飽きない。
グスタヴとゼロのやり取りとか面白いし、ブラックな笑いとか、後半の
ソリで犯人を追いかけるシーンとかコミカルで面白い。
キャスティングもグランド・ブダペスト・ホテルのコンシェルジュ役のレイフ・
ファインズを始め、ジュード・ロウ、ハーヴェイ・カイテル、ビル・マーレイ、
ティルダ・スウィントン、オーウェン・ウィルソン、ウィレム・デフォー、
レア・セドゥ、ジェフ・ゴールドブラム、エイドリアン・ブロディ、マチュー・
アマルリック、シアーシャ・ローナンなど豪華な配役で彼らがどんな役で
出てくるのか楽しみながら観られた。
特にティルダ・スウィントンなんて何も知らずに観たら、どの役で出てたか
気付かなかったと思う。
お薦め度:★★★★☆(4/5)
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