日本
ドラマ/青春
DVD観賞
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「アヒルと鴨のコインロッカー」「ポテチ」の中村義洋監督&濱田岳主演コンビ
が久保寺健彦の同名小説を映画化した異色の青春ストーリー。
12歳の春に突然“団地の中だけで生きていく”と宣言した主人公が団地の敷地内
で謳歌する青春の行方を、団地という世相を反映したコミュニティの栄枯盛衰と
ともにほろ苦くも瑞々しいタッチで綴る。
濱田岳が12歳から30歳までをノーメイクで演じきったことも話題に。
共演は倉科カナ、大塚寧々。
(MovieWalkerさんより抜粋)
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1981年の春。その年、芙六小学校を卒業した107人は、全員団地暮らしだった。
その中の一人、渡会悟は突然、“一生、団地の中だけで生きていく”と宣言
して周囲を困惑させる
。団地で友だちも恋もできるし、いろんなお店が揃っているから就職だって
問題ないという。そして中学に通わず、団地に閉じこもった生活を始める。
勉強や体力づくりに努め、夜には団地の安全を守るために見回りも欠かさない、
そんな規則正しい生活を続けていく。
1度も出席することなく中学を卒業した後は、無事ケーキ屋に就職し、
恋人もできる悟だったが…。
(MovieWalkerさんより抜粋)
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『アヒルと鴨のコインロッカー』や『ポテチ』の中村義洋監督と濱田岳主演って
いう組み合わせだったので、是非観に行きたかったんだけど都合がつかずに
DVDで鑑賞。
やっぱいいなぁ濱田岳。
『アヒルと鴨のコインロッカー』、『ゴールデンスランバー』、『ポテチ』、
『フィッシュストーリー』と中村監督作品に出てくる濱田岳が好きなので、
今回も楽しみだったんだけど、ちょっと心配なのは上記4作品は伊坂幸太郎
原作作品で、今回は違うのでどうかなって思ってたんだけど、それは杞憂に
すぎなくて、十二分に面白い内容だった。
何で団地から出て行かないのか、団地の人間を守るために体を鍛え、独学で
空手を学ぶのか、小学校の同窓生が無事帰宅しているか夜のパトロールを
するのか、20歳の時の同窓会が団地の集会所でも誰も文句言わないのか、
その理由が中盤で判明するんだが、なるほどそういうことがあったから、
そういう行動をとっていたりしてたのかと合点がいって、見せ方が上手い
なぁと感じた。
中学生から30歳までを濱田岳一人で演じていたんだけど、中学生時代とか
全然違和感なかったし、悲喜こもごもの演技が上手い。
この役は彼以外では、ちょっと思いつかない。
他にも母親役のを大塚寧々とか、洋菓子店の師匠役のベンガル、恋人役の
倉科カナとか、堀田役の田中圭とかキャスティングも良かった。
後、気になる女優の波瑠も出演していたし個人的には大変面白い一本だった。
お薦め度:★★★★☆(4/5)
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