韓国
サスペンス/アクション
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国中を震撼させた連続殺人事件の犯人が、時効成立後に手記を発表し、メディア
の注目を集めたことから巻き起こる予測不能のストーリーをスリリングに描き
出したサスペンス・アクション。
主演は「彼とわたしの漂流日記」「黒く濁る村」のチョン・ジェヨン。
また、これまで「家門の栄光」「検事プリンセス」などのTVドラマで活躍して
きたパク・シフが、不敵な美青年犯人役でスクリーン・デビューを飾った。
監督はこれが長編2作目のチョン・ビョンギル。
(allcinemaさんより抜粋)
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1990年、女性ばかりを狙った連続殺人事件が発生。捜査を担当するチェ刑事は、
あと一歩のところで犯人を捕り逃したうえ、顔に深い切り傷を負ってしまう。
やがて事件から15年が経過し、ついに時効が成立する。その2年後、もはや法で
裁かれることのなくなった犯人が、事件を詳細に記した告白本を出版、社会に
衝撃が走る。男の名はイ・ドゥソク。その美しい容姿がさらに人々の注目を
集め、瞬く間に人気者となる。それを苦々しく思いながらも、何も出来ずに
怒りを募らせるチェ刑事。
一方、犯人への復讐を誓う被害者遺族たちは、ドゥソクの誘拐を計画し、行動に
出るが…。
(allcinemaさんより抜粋)
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パク・シフのイケメンっぷりを前面に押し出したチラシとタイトルに興味を
惹かれ、『レジェンド・オブ・トレジャー』を観た後、続けてシネマート
六本木にて鑑賞。
コレは今年一番面白いかも。
正直、ここまで面白いとは想像してなかった。今まで観に行った韓国映画は
あまり外れがなかったので、コレも大いに楽しめるだろうとは思ったけど、
予想の遥か上を行く面白さだった。
自分が犯人と名乗り出て、担当刑事とTV討論会までしてまで何がしたかったのか
と思いながら観ていたら、あの展開は予想外だった。
イ・ドゥソクが本当の犯人ではないというのは予想してたけど、その正体がアレ
で、犯人しか知り得ない内容の告白本が書いたのがアレってのは予想外で、
その正体が分かった時のそうか、そうだったのかと驚きつつ、序盤のあのエピ
ソードが伏線になってるとは全く思わなかった。上手いなぁと感心するばかり。
真犯人のJもこれまたキャラが立ってて、まぁふてぶてしいというか憎たらしい
立ち振る舞いで。なかなかいい味だしてて良かった。
てっきりあの討論会で話が終るかと思ったら、そこからまたひと波乱あるし、
最後の最後まで面白い作品だった。
シリアスな展開な中にも家族会が復讐のためにイ・ドゥソクを誘拐する件とか、
誘拐されたイ・ドゥソクを助け出すためにチェ刑事が家族会のアジトに
乗り込んだ際のドタバタとかコミカルシーンなんかもあり、観ていて全く
飽きない。
自分が殺人犯と告白したイ・ドゥソク役のパク・シフ。かなりのイケメンだなぁ。
自分は前々からカン・ドンウォンとイ・ジュンギが韓国で一二を争うイケメン
だと思ってましたが、パク・シフは彼らと甲乙つけがたいぐらいのイケメンだな。
パク・シフはこれがスクリーンデビューらしいので今後の出演作が楽しみ。
お薦め度:★★★★★(5/5)
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