スペイン/アルゼンチン/フランス
サスペンス/クライム/アクション
DVD観賞
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スペインの都市バレンシアを舞台にしたクライムアクション。
銀行を襲撃して立てこもる強盗団と捜査当局の対決を、貸金庫に隠された
機密情報の存在を絡めながら活写する。
監督は『ワイルド・ルーザー』などのダニエル・カルパルソロ。
『暴走車 ランナウェイ・カー』などのルイス・トサル、『フランチェスコと
呼んで-みんなの法王』などのロドリゴ・デ・ラ・セルナらが顔をそろえる。
待ち受ける予想外の結末に言葉を失う。
(シネマトゥデイさんより抜粋)
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スペイン、バレンシア。
ガリシア人とウルグアイ人を名乗る男二人が率いる強盗団が銀行を襲撃して
占拠。
すでに掘削しておいた地下通路を逃走ルートにする予定だったが、大雨に
よって通路が水没してしまう。
警察に包囲される中、ガリシア人は大物政治家が国家を転覆させるほどの
機密を収めたハードディスクを貸金庫に隠しているのを知る。
その存在を認めたくない政府機関は、人質を犠牲にしてまでもハードディスク
を抹消しようと動き始め……。
(シネマトゥデイさんより抜粋)
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コレの予告映像を観た時に面白そうな設定だなぁと思いDVDレンタルする事に。
ハラハラできて面白かった。
地下道を掘削して、銀行を襲撃後にその地下道を通って逃走する予定だった
が、例年にはない異常気象による大雨で、地下道が水没してしまい、籠城を
余儀なくされた強盗団。人質の命を気にしつつ犯人確保に向けて交渉を続ける
警察、そしてそこに銀行の貸金庫にある政府の悪事に関するファイルが保存
されたハードディスクを巡って政府関係者が介入してくるという先が読めない
ハラハラする展開が面白かった。
強盗団も団結心がなく、下っ端が人質の中にいた好みのタイプの女性に
こっそり札束を渡したり、サブリーダーがリストラリストに載った女性銀行
支配人と取引して政府の悪事に関する情報が入ったハードディスクの存在を
聞き出したりと、いつ仲間割れしてドンパチするのかとドキドキしたり、
政府関係者も一枚岩でなくて、情報が錯綜して疑心暗鬼になったり、警察側
もいきなりやってきた政府関係者によって梯子を外されたりと、各勢力の
思惑が入り乱れていく様が見応えあった。
支配人の行動も面白かった。
もうリストラされるんだから銀行の為に働くまでもないわって事で、報酬
くれるなら何でも喋っちゃうわよっていう態度は清々しい。
そして報酬で得たダイヤ粒を飲みこんで持ち出す肝の据わりっぷりが素晴らしい。
お薦め度:★★★★☆(4/5)
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